カート離脱率とは\n\nカート離脱率(Cart Abandonment Rate)とは、ECサイトにおいて商品をカートに追加したにもかかわらず、購入手続きを完了せずにサイトを離脱したセッションの割合を示す指標です。「カゴ落ち率」とも呼ばれます。\n\n## 計算式\n\nカート離脱率の計算式は以下の通りです。\n\nカート離脱率(%)=(カート追加数 − 購入完了数)÷ カート追加数 × 100\n\nたとえば、1ヶ月間にカートへの商品追加が1,000回あり、そのうち購入完了が300回であった場合、カート離脱率は(1,000 − 300)÷ 1,000 × 100 = 70%となります。\n\n## 業界平均\n\nBaymard Instituteの調査によると、EC全業種の平均カート離脱率は約70%前後とされています。業種別では旅行・航空券が約82%と高く、食品・日用品は約50〜60%と比較的低い傾向にあります。\n\n## カート離脱率が高くなる主な原因\n\n主な原因としては、予想外の送料・手数料の表示、アカウント作成の強制、希望する決済手段の不在、セキュリティへの不安、ページ表示速度の遅さなどが挙げられます。\n\n## 改善アプローチ\n\nカート離脱率を改善するには、EFO(エントリーフォーム最適化)による入力項目の削減、決済手段の拡充、送料の早期表示、ゲスト購入導線の整備、カート放棄メールによるリカバリーなど、複数の施策を組み合わせて取り組むことが効果的です。GA4のファネル分析で離脱ポイントを特定し、A/Bテストで施策効果を検証しながら継続的に改善するPDCAサイクルの構築が重要です。